日本ハムOBの高山優希(たかやま・ゆうき)投手、ヤクルトOBの中山翔太(なかやま・しょうた)選手、元広島の薮田和樹(やぶた・かずき)投手の3名が「プロ野球戦力外通告2023」に出演決定しました。
大谷翔平選手が総額1000億円の大型契約を結んだかと思いきや、日本でも数十名のプロ野球選手が戦力外通告を言い渡され、絶望を味わっていますよね。
今回は「プロ野球戦力外通告2023」でトライアウト結果が紹介される高山優希投手・中山翔太選手・薮田和樹投手のその後や現在の状況を整理していきます。
【2023年】プロ野球戦力外通告の出演者3名
高山優希投手(元日本ハム)・中山翔太選手(元ヤクルト)・薮田和樹投手(元広島)の3名が「プロ野球戦力外通告2023」の出演者にラインナップされています。
・高山優希(元日本ハム)
・中山翔太(元ヤクルト)
・薮田和樹(元広島)
高山優希(元日本ハム)
名前 | 高山優希(たかやま・ゆうき) |
生年月日 | 1998年(平成10年)5月17日 |
年齢 | 25歳(2023年12月時点) |
出身地 | 大阪府大阪市 |
身長/体重 | 181cm/78kg |
投打 | 左投げ左打ち |
ポジション | 投手 |
学歴 | 城東小学校→城東中学校→大阪桐蔭高校 |
所属 | 日本ハム→堺シュライクス |
身長181cmの長身から150キロ近いストレートをバンバン投げ込んでいく本格派左腕の高山優希投手。
2016年のドラフト会議で日本ハムから5位指名を受けたものの、プロの世界で思うような成績を残すことができず、2020年から育成契約に格下げとなると、2022年オフに非情の戦力外通告を受けてしまいました。
2023年7月末に独立リーグ・堺シュライクスへと加入し、7試合登板で1勝を挙げた高山優希投手でしたが、シーズン終了をもって契約満了となり、堺シュライクスから再度戦力外通告を受けてしまったのです。
中山翔太(元ヤクルト)
名前 | 中山翔太(なかやま・しょうた) |
生年月日 | 1996年(平成8年)9月22日 |
年齢 | 27歳(2023年12月時点) |
出身地 | 大阪府大阪市 |
身長/体重 | 185cm/95kg |
投打 | 右投げ右打ち |
ポジション | 外野手 |
学歴 | 城星学園小学校→本庄中学校→履正社高校→法政大学 |
所属 | ヤクルト→火の国サラマンダーズ |
履正社高校時代、春の選抜高校野球にて準優勝の経験があり、東京六大学・法政大学に進学してからも強打の外野手として注目されていた中山翔太選手。
大学通算11本塁打の実績を引っさげる形でプロ入り(2018年ドラフト会議でヤクルトから2位指名)した中山翔太選手でしたが、周囲のレベルの高さについていけず、2022年オフに戦力外通告を受けています。
2023年に入ってからは熊本をフランチャイズにしている「火の国サラマンダーズ」の主軸として活躍していて、チームの4番打者を務め、チームの独立リーググランドチャンピオン優勝に大きく貢献しました。
薮田和樹(元広島)
名前 | 薮田和樹(やぶた・かずき) |
生年月日 | 1992年(平成4年)8月7日 |
年齢 | 31歳(2023年12月時点) |
出身地 | 広島県広島市東区 |
身長/体重 | 188cm/85kg |
投打 | 右投げ右打ち |
ポジション | 投手 |
学歴 | 矢賀小学校→二葉中学校→岡山理科大学付属高校→亜細亜大学 |
所属 | 広島カープ |
「プロ野球戦力外通告2023」に登場する3人の中で最も実績があるのが薮田和樹投手で、2017年にセリーグの最高勝率のタイトルを獲得するなど、15勝3敗の好成績を残しています。
学生時代からケガに悩まされていたこともあり、2014年のドラフト会議で広島カープから2位指名を受けた後も好不調の波が激しく、2023年オフに戦力外通告を受ける形になりました。
【2023年】プロ野球戦力外通告のネタバレ!トライアウトの結果は?
NPB12球団からオファーは来なかったという悲しいネタバレになりますが、中山翔太選手がホームランをかっ飛ばすなど、「プロ野球戦力外通告2023」出演者3名のトライアウト結果自体は上々でした。
高山優希:奪三振2、被安打1(三塁打)
中山翔太:安打2、本塁打1(5打数)
薮田和樹:奪三振1、四球2
投手は3人の打者を相手にする形で、逆に打者は4人以上の投手と対戦しながら、守備にもつくという形式で行われた12球団合同トライアウト2023。
三塁打を打たれてしまった高山優希投手、2つのフォアボールを与えた薮田和樹投手は悔いの残るトライアウト結果に終わっています。
一方、中山翔太選手は笠原祥太郎投手(元DeNA)からレストスタンドにホームランを放つなど5打数2安打という素晴らしいトライアウト結果を残しました。
しかし、3人が最大の目標にしていたNPB12球団からのオファーを勝ち取ることはできなかったため、トライアウトの最終結果は不合格だったということになります。
【2023年】プロ野球戦力外通告の3選手の現在やその後は?
中山翔太選手と薮田和樹投手はオイシックス新潟への入団が決定したものの、高山優希投手のその後は不明で、「プロ野球戦力外通告2023」3選手の中でも現在の状況で格差が生じてしまっています。
・高山優希の現在とその後
・中山翔太の現在とその後
・薮田和樹の現在とその後
高山優希の現在とその後
「プロ野球戦力外通告2023」に出演した3名のうち、高山優希投手だけがその後の進路が決まっていない状況で、現在の所属先も未定のままです。
高山優希投手は「- The BaseBall Project – ~高山優希の道~」というYoutubeチャンネルを開設していて、動画で近況を紹介しながらプロ復帰を目指していますよね。
未熟児で誕生した娘が病気を抱えているため、妻を残して単身赴任するわけにもいかない高山優希投手なので、どこかの球団に所属することよりもYoutuberとして生計を立てていく、という方針に変更するのでは?と予想しています。
中山翔太の現在とその後
2023年まで所属していた「火の国サラマンダーズ」を退団した中山翔太選手ですが、2024年からはイースタンリーグの「オイシックス新潟」への移籍が正式決定しています。
「オイシックス新潟」は2024年シーズンにNPBの2軍イースタンリーグへと参入する新規球団で、1軍の試合には出場できないものの、プロの2軍の選手たちと直接対決する機会が与えられるため、成績次第では中山翔太選手がNPBに返り咲く可能性も十分にありますよね。
薮田和樹の現在とその後
2024年から「オイシックス新潟」に所属することが決まっていますので、薮田和樹投手と中山翔太選手は同じチームの同僚という間柄になりますね。
ストレートの球速が落ち、ツーシームやカットボールといった持ち球の威力が削がれているのが現在の薮田和樹投手ですから、オイシックス新潟加入後に球速を150キロ台まで戻せるのかどうか…というところが大きなポイントです。
まとめ
「プロ野球戦力外通告2023」の出演者3人(高山優希投手・中山翔太選手・薮田和樹投手)はいずれもトライアウトで不合格という結果に終わりましたが、中山翔太選手と薮田和樹投手はその後「オイシックス新潟」でプレーを続けることが決定しています。
一方、高山優希投手は現在難病の娘を抱えており、その後の進路が定まっていない状況となっているものの、愛する家族のために腕を振り続け、NPBへの完全復帰を今後も目指す形になるのでは?と予想しました。