日本の卓球五輪代表で史上初となる兄妹同時出場の快挙を成し遂げた張本美和(はりもと・みわ)選手の父親と母親は中国の国籍でハーフだった?と話題になっていることをご存知でしょうか?
兄・智和選手も調子をグングン上げていて、兄妹での五輪メダル獲得が期待されていますが、張本美和選手が日本国籍へと帰化した理由を公開するのはもちろん、詳しい家族構成について今一度確認していきましょう。
張本美和の家族構成
張本美和選手の家族構成は「父親・母親・兄・妹」の4人です。
父親:宇(ゆう)
母親:凌(りん)
兄 :智和(ともかず)
妹 :美和(みわ)※本人
兄妹そろって「和」の漢字が名前に入っていることでお馴染みの張本家ですが、家族4人いずれも卓球経験者で、世界トップクラスの実績を誇る卓球一家としても知られています。
2024年時点の張本美和選手は実業団チーム(木下アビエル神奈川)が拠点を構える神奈川県に住んでいるものの、出身地は宮城県仙台市とのこと。
兄・智和選手、父親・宇さんとは離れ、母親・凌さんと行動を共にしている張本美和選手ですが、卓球の大きな大会になると家族への思いをSNS上で綴っていますので、家族仲は至って順調のようですね。
張本美和の父親と母親の国籍は中国でハーフ?
父親と母親の国籍が中国だったのは本当で、張本美和選手はハーフのアスリートではありません。
卓球日本代表になれたのだから、父親と母親のどちらかが日本国籍じゃないの?と思ってるネット民も多くなっていることが影響して、張本美和選手のハーフ説が浮上しているのです。
父親と母親の国籍は中国?
張本美和選手はもちろん、兄・智和選手の父親と母親の国籍は中国だったことが確定しています。
「両親はともに中国出身の卓球選手。2歳からラケットを握り、幼少時から両親の英才教育を受けてきた。」
引用:ITmedia ビジネスオンライン
父親・宇さん、母親・凌さんはともに中国の四川省生まれで、結婚後に日本の宮城県仙台市へと拠点を移し、「張本卓球場」という卓球教室を開設しました。
母親・凌さんは世界卓球1995の出場歴がある超一流アスリートでしたが、父親・宇さんが仙台市の卓球クラブでコーチ就任のオファーを受けたことがきっかけとなり、日本移住を決意しています。
ハーフ?ハーフじゃない?どっち?
両親が中国国籍ですから、張本美和選手は純日本人でもなければ、ハーフでもありません。
2014年に日本国籍を取得しているため、2024年時点は日本人の扱いとなる張本美和選手ですが、血筋は中国ですから、「日本人じゃないでしょ?」とツッコミが入るケースも少なくないですよね。
ちなみに、日本に帰化する前の張本美和選手は「張美和(チャン・メイフーア)」という名前を名乗っていました。
父親と兄も帰化した理由!母親は?
張本美和選手が父親・宇さんと一緒に帰化した理由は「兄・智和選手が日本代表で五輪に出場したかったから」で、母親・凌さんは中国国籍を維持しています。
父親と兄が帰化した理由は?
中国国籍のままだと卓球日本代表になれないことに危機感を覚えた兄・智和選手が帰化を強く希望したため、張本美和選手と父親・宇さんは2014年春頃に日本国籍へと帰化しています。
「’14年の春、父と息子、そして妹の美和が日本に帰化した。『’20年の東京五輪で金メダルをとりたい』という息子の夢を叶えるのに最適な判断だと夫婦で考えたからだ。」
引用:Number Web
帰化から7年後の2021年東京五輪、兄・智和選手は男子団体銅メダルを獲得していますが、最大目標は五輪金メダルですから、張本家の夢はまだ終わっていないことになりますよね。
ただ、張本美和選手が帰化した時の年齢は6歳だったので、国籍変更の実感がわかないまま日本で暮らしていたのかもしれません。
母親は帰化してないって本当?
張本美和選手、兄・智和選手、父親・宇さんはいずれも日本国籍へと帰化していますが、母親・凌さんは帰化せずに中国国籍のままです。
「凌は張本の卓球の戦果にほとんど一喜一憂しない。卓球を教えたのは小学校低学年くらいまで。そのあとは夫に託し、自分は早々と手を離した。」
引用:Yahoo!ニュース
家族そろって帰化しなかった理由は明かされていませんが、母親・凌さんは子供たちの卓球の結果に左右されない生き方を選択したことが分かっています。
卓球の日本代表になることが帰化する理由でしたから、張本兄妹の指導をしなくなった現状で国籍を変えることに躊躇したのかもしれません。
また、母親・凌さんは中国の卓球代表に選ばれた過去があり、中国に今も住んでいる親戚に迷惑をかけられない…という複雑な事情も帰化しない理由だったのでは?と予想しています。
張本美和の実家でのエピソード
卓球漬けの毎日を過ごしているかと思いきや、学習塾でしっかり勉強したり、兄・智和選手のメンタルの強さに憧れを持ったり、と張本美和選手の意外な実家エピソードを発見することができました。
兄・智和が持つ鋼のメンタルに憧れ
「憧れているのは、お兄ちゃんのメンタルの部分です。『試合に臨む張本智和』というのが一番の憧れで、ずっと目標にしています」
引用:dメニュースポーツ
試合中に澄ました表情でプレーしている印象が強い張本美和選手ですが、鋼のメンタルを持つ兄・智和選手に強い憧れを抱いています。
兄・智和選手といえば、「チョレイ!」など独特な言葉で自分を鼓舞しているイメージがあるものの、苦境に追い込まれても挫けないメンタルの強さも好結果を残す秘訣といわれていますよね。
11点マッチで事あるごとに状況が変化する卓球競技は平常心を保つことが勝つための絶対条件ですから、兄・智和選手のような鋼のメンタルを持ちたい!と張本美和選手が憧れるのも納得できます。
勉強と卓球のメリハリ重視の教育方針
「勉強をしっかりすることは小さい頃から言われてきました。学校から帰って、塾がある日は塾に行き、ない日は宿題をしてから練習をしていました。」
引用:dメニュースポーツ
兄・智和選手だけでなく、父親・宇さんと母親・凌さんも元卓球選手なので、毎日のように卓球の練習をしているのかと思いきや、張本美和選手は勉強と卓球を並立させることに成功しています。
卓球一辺倒の生き方じゃダメ!と意気込むのは母親・凌さんで、メリハリのある教育方針を貫くことで人間力をどんどん高めていって、コミュニケーション能力の高い大人に成長してほしいという思いがあるのかもしれませんね。
まとめ
張本美和選手の父親・宇さんと母親・凌さんは中国国籍なので、ハーフではありませんが、兄・智和選手と父親と一緒に日本国籍へと帰化していることが判明しました。
帰化した理由は兄・智和選手の五輪金メダル獲得の夢を叶えるためで、兄妹一緒に出場することが決定したパリ五輪2024での活躍に胸躍らせる卓球ファンも続出しています。